
海外で日本のパソコンは使えるのかな?



100V〜240V対応であればOKです
海外移住に向けて「パソコンを持参すべきか」迷う人も少なくありません。
コンセントが違うから使えない……。と思うかもしれませんが、最近の電子機器のほとんどは、海外の電圧に対応しているため問題なく使用できます。
私は海外に在住して4年ほどになりますが、現地でパソコンが使えなかったり、故障したりした経験はありません。
- 海外でパソコンを使うために必要なもの
- 海外にパソコンを持参すべきか判断できる
- 海外にパソコンを持っていくときの注意点
海外でパソコンを使うために知っておきたい情報をお伝えします。



無駄な出費はできるだけ避けて海外生活をスタートさせましょう
海外でパソコンを使うには電圧を確認する
結論からいうと、ほとんどの電子機器は海外で問題なく使用できます。
最近のパソコンやスマホの電圧は100〜240Vに対応しています。世界中で使われている電圧はこの100〜240Vの電圧の中に収まります。
念の為、お使いのパソコンの裏面か充電器を確認してみましょう。下記のような表記が見つけられると、海外の電圧にも対応している証拠です。
Input: 100-240V
国や地域ごとの電圧の違いは下記のとおりです。
国・地域 | 電圧(V) |
---|---|
日本 | 100 |
アメリカ | 120 |
イギリス | 230 |
ヨーロッパ | 230 |
オーストラリア | 230 |
中国 | 220 |
韓国 | 220 |
タイ | 220 |
シンガポール | 230 |
事前に訪れる国の電圧とお持ちのパソコンの規格を確認してみましょう。
海外でパソコンを使うために必要なものとは?
- 変換プラグ:必須
- 変圧器:いらない
変圧器は必要ありませんが、国に応じた変換プラグが必要となります。それぞれ解説します。
国に応じた変換プラグを用意する


海外のコンセントは日本と異なるケースが大半です。全世界に対応する変換プラグを用意しておくと、どんな国でもパソコンが使えます。
3〜5,000円程度で購入できるため、一つ持っておくと海外旅行にも役立ちます。
変圧器は必要ない


海外電圧に対応する電子機器の使用に、変圧器は必要ありません。むしろ、100〜240Vに対応しているパソコンに変圧器を使ってしまうと、故障の原因となります。
Input: 100–240V ~ 50/60Hz
上記の表記があれば、世界中どこでも使用可能です。特別に変圧器を用意する必要ありません。
変圧器が必要なケース
変圧器が必要な電化製品は下記のようなものです。
- ドライヤー
- 炊飯器
- 電動シェーバー
- 古いゲーム機(Wii、初代PSなど)
変圧器を購入してまで上記のような製品を使う必要はありません。ドライヤーやシェーバーは海外でも簡単に手に入るため現地調達が現実的です。
海外移住にパソコンを日本から持っていくべき?
結論、持っていくことをおすすめします。理由としては下記の2点です。
- 日本語キーボードを手に入らない
- 日本で買う方が安い場合が多い
日本語キーボードを手に入らない
キーボード配列は国によって異なります。
日本で一般的に使われているJISキーボードはなかなか手に入りません。
イギリスのApple公式サイトでは、日本語キーボードが選べない


日本で買う方が安い場合が多い
パソコンをはじめとする電子機器は日本で買う方が安く購入できる場合があります。
例えば、最新のMacbook Airの価格を比較してみると3万円ほど差があります。
イギリス | 日本 |
---|---|
£999(≒195,000円) | 164,800円 |
海外旅行にパソコンはいらない?
短期の滞在であれば、無理にパソコンを持参する必要はありません。盗難のリスクもあるため、無闇に貴重品を持っていくのは注意が必要です。
一方で、仕事上必要な方も一定数いるかと思います。パソコンを海外へ持参する場合は、機内持ち込みという点に注意しておきましょう。
発火の恐れがあるため、パソコンは預け荷物NGです。せっかくパッキングしたのに荷造りを解く手間がないように、手持ちのカバンやリュックに入れて旅立ちましょう。
- 短期滞在では盗難のリスクに注意
- パソコンは機内持ち込み
- スーツケースの中に入れないこと
海外にパソコンを持っていくデメリット
海外移住に向けて、パソコンを持っていくデメリットは大きく2つあります。
- 保証の対象にならない可能性がある
- 機内持ち込みの荷物が重くなる
保証の対象にならない可能性がある
海外でパソコンが故障した場合、保証の対象にならない可能性があります。
お手持ちのパソコンのメーカーによって対応は異なるため、カスタマーサポートへ問い合わせておくといいでしょう。
機内持ち込みの荷物が重くなる
充電器やケーブル、パソコン本体、ケースを含めると2kg近くになることも少なくありません。
機内持ち込みは一般的に7〜10kgの重量制限があります。下記のような電子機器を持っていきたい方は重量オーバーしないよう注意しましょう。
- 一眼レフカメラ
- タブレット
- ゲーム機
変換プラグで海外でもパソコンを使おう
海外に移住しても資料作成や調べ物など、何かと必要になるパソコン。
最近のパソコンは海外の電圧(100〜240V)に対応しているものがほとんどです。変換プラグを準備しておくと、海外でも問題なく使用可能です。
念の為、お手持ちのパソコンの電圧を確認して、変圧器など無駄な出費を避けましょう。