
ワーホリに興味はあるけど、英語が話せなくて不安
ワーキングホリデーは30歳以下であれば誰でも参加できる制度です。毎年、約2万人がワーホリビザを取得して海外に渡航しています。
結論、英語が話せない人がワーホリに行くのは問題ありません。



私もイギリス渡航前は英語が話せませんでしたが、現地就職できました
とはいえ、何の準備もしないまま渡航してしまうと、せっかくの海外生活の時間を無駄にしてしまうかもしれません。
- 英語力がなくてもワーホリに行くべき理由
- 渡航前にやるべきこと
- ワーホリで英語が話せるようになるコツ
筆者の体験談をもとに、英語が話せないまま渡航しても、後悔のないワーホリ生活を送る方法を解説します。ぜひ最後までご覧ください。
英語が話せなくてもワーホリに行っていい理由
下記の3つの理由についてそれぞれ解説します。
- 義務教育で英語をすでに習っているから
- 語学学校で英語を話す練習ができるから
- 海外生活中に英語力が身につくから
義務教育ですでに英語を習っているから
英語は私たちにとって第二言語です。すでに義務教育で習っている下地があります。
もちろん、英語が苦手だった。全く覚えてない。という人もいるかもしれませんが、アラビア語を話せと言われているわけではありません。
英語は外国語の中でも一番親しみのある言語と言えるでしょう。



イギリスに渡航する前に日常生活で英語を話した記憶はありません
語学学校で英語を話す練習ができるから
ワーホリで渡航する人の多くは渡航後に、現地の語学学校に通います。語学学校では、ネイティブの先生が私たち外国人に英語を教える場です。
生徒の国籍はバラバラ。当然ながら日本語は通じません。どうにかして英語だけで授業を乗り切る必要があります。
英語が話せず、悔しい思いをするかもしれませんが、日常生活に役立つ生きた英語を学べます。



語学学校は英語が話せない人たちが集まる場所です
海外生活中に英語力が身につくから
英語圏の国に滞在する限り、英語を避けて生活することはできません。
仕事や各種の手続き、日常生活英語を使う場面が毎日のように訪れます。
もちろん、ただ海外に住んでいるだけで英語がペラペラになる。という訳ではありません。長年、海外に住んでいても英語がほとんど話せない人も中にはいます。
しかし、自主学習を続け英語を避けて生活しない限り、一定レベルの英語力は必ず身につきます。



現地に身を置いて全力で学ぶのが一番です
英語が話せない人がワーホリに行く前にやるべきこと
とはいえ、英語がある程度話せる状態で渡航すると仕事の幅や交友関係が広がります。渡航前の英語の準備は必須です。
- 1秒でも長く英語学習をしておく
- オンライン英会話を受講する
- TOEICを受けておく
それぞれ解説します。
1秒でも長く英語学習をしておく
渡航する、と決めたら余暇の時間を全て英語学習に注ぎ込むぐらいの意気込みが重要です。
というのも、現地でたくさんの日本人と出会いましたが、私も含め彼らが口を揃えていうのは、
「もっと英語を勉強しおけばよかった」です。
仕事や交友関係など、海外生活のすべての土台となる英語はできればできるほど良いです。
最初は地道な基礎学習が必要ですが、最低でも中学レベルの英文法や単語はおさらいしておきましょう。



一番初めに、下記の中学英文法の参考書を3周ぐらいやりました
オンライン英会話を受講する
英語を話す機会は渡航前に作れます。オンライン英会話を利用して話す練習をしておきましょう。
月額5,000円〜1万円程度の出費でスマホやPCを使って、外国人と英会話が行えます。
- ネイティブキャンブ
- 24時間レッスン受け放題
- 世界中の講師と話せる
- Mirise(ミライズ)
- フィリピン人講師のレベルが高い
- しっかり学びたい人向け
初心者のうちは、レッスン受け放題のサービスがおすすめです。
初心者の時点では、講師がネイティブである必要はありません。英単語や文法を駆使して文章を組み立て発声する。という一連の練習が重要だからです。



渡航前にネイティブキャンプを受講して英会話を練習しました


TOEICを受けておく
渡航前にTOEICを受けておくと、帰国後にどれだけ英語力が伸びたのかを計るものさしになります。
TOEICは毎月実施されているため受けやすく、受講料も7,810円と高いわけではありません。
試験の予定があると、英語学習を続けるモチベーションにもなります。時間の許す限り、TOEICを受験して、現状のレベルを測っておくことをおすすめします。



初めて受けたTOEICのスコアは390点、2回目で475点の英語力で渡航しました
英語が話せなかった私がワーホリ初日に経験したこと
ヒースロー空港(ロンドン)の中で迷子になりました。
当時、空港からホームステイ先まで送迎を手配していました。いわゆる、ゲートの前でプラカードを立っている人たちです。
しかし、私の名前を持った人はそこにいない。おそらく違うゲートにいたのか、単に遅れていたのでしょう。
今となれば、落ち着いて考えられるのですが、当時は海外に行ったこともなく、どうしていいか全くわからない状態。
とにかく外に出たり、中をぐるぐる探しましたが見つからず。携帯も使えず空港内のスタッフに声をかけても英語が喋れないので全く相手にされず。
今でもあのときの白人女性の冷たい目を覚えている。



TSUNDA(詰んだ)
他に打てる行動も見つからず、空港内で1時間ぐらい動き回っていたら、奇跡的に出会えたんですよね。
YURAGI(仮名)と書かれたプラカードを持っている背の低い外国人に。お前どこにいたんだ…。
まずはネットにつながること。空港内はWi-fiが必ず整備されている(知らなかった)
ワーホリで英語が話せるようになるためのコツ
- 現地の友達を作る
- 地道に勉強する
- 資格試験を目指す
現地の友達を作る
英語が話せるようになるには、話す回数を増やす必要があります。話す回数を増やすには、日常的にコミュニケーションが取れる相手を見つけることが重要です。
語学学校やアルバイト先など、現地の出会いを大切にしましょう。特にお互い第二言語で喋れる友達同士なら、同じ英語学習者として高め合えるような関係になれるかもしれません。



他にもアプリも利用して、現地の人との出会いを作りました
- マッチングアプリ
- 言語交換アプリ
地道に勉強する
いくら現地で英語を使っているからといって、自主学習が不要なわけではありません。
むしろ、日々の地道な勉強が英語を話せるようになるための近道です。理解が深まると、相手の言っていることも聞き取れるようになり、知らなかった言い回しも学べるようになります。
インプットがない状態ではアウトプットも生まれず、自分が使えるだけの範囲のボキャブラリーから抜け出せません。
海外にいるからこそ、自主学習を怠らないようにしましょう。



英語学習に終わりはありません
資格試験を目指す
欧米ではTOEICはメジャーな試験ではなく、むしろイギリスでは受験することさえできません。
国際的に認知度の高い試験は次の3つ。
- IELTS(アイエルツ)
- TOEFL(トフル)
- ケンブリッジ英検
これらの検定試験のスコアは就労VISAの申請や大学の出願にも利用されています。
英語の4技能(リスニング/リーディング/スピーキング/ライティング)全てが試されます。
ハイスコアを目指す場合は、非常に難易度の高い試験です。まずはB2と呼ばれるレベルを目指すのがおすすめ。B2レベルの英語力があると、履歴書にも記載でき、一定レベルの英語力を証明できます。



スコアも重要ですが、試験勉強で身につく英語力は一生もののスキルです
英語が話せない私でも現地就職できた
TOEIC475点でイギリスに渡航。それまで海外に行った経験もなく、英語とは無縁の生活を送っていました。
そんな私でも、ロンドンでレストランのアルバイトから始め、就職活動のすえ現地企業に約3年ほど勤めました。
仕事以外にもVISAを申請したり、住む場所を探したり、銀行の手続きなど、分からないまま対応しないといけないことはたくさんあります。
それでも、なんとかなります。
ワーホリを経験できるのは30歳まで。日本では決して得られない出会いやチャンスが秘められています。
英語が話せないのなら、最大限の準備をしてから現地に行き、英語が話せるようになりましょう。私たちなら必ずできるはずです。